団塊オヤジの短編小説goo

Since 11.20.2008・時事ニュース・雑学・うんちく・豆知識・写真・動画・似顔絵師。雑学は、責任を持てません。

「聞いて驚く、割り箸の語源・由来」について考える

2020-01-30 06:00:00 | 語源・由来・起源

「割り箸」は、割れ目が入れてあり、二つに割って使います。しかし、その名前は「割る箸」、つまり「割って使う箸」に由来するものではありません。

「割り箸」は「木や竹を割って作る箸」という意味でその名前が付けられました。昔は木の目に沿ってナタで割って作っていた。現在のような「割って使う箸」になったのはその後のことです。

割り箸が使い始められた時期がいつなのかははっきりしていませんが、鎌倉幕府が滅亡した後の南北朝時代(1333~1392年)に、奈良の吉野に巡幸した後醍醐天皇(ごだいごてんのう)に対して、杉の木を削った箸を献上したのが始まりとさています。

後醍醐天皇は杉の木の爽やかな香りと素朴な箸の造りを気に入り、その後も度々、杉箸を使ったとも伝えられます。

 

しかし、割り箸が一般的なものとして使われ始めたのは江戸時代後期からであり、1709年(宝永六年)に書かれた出納簿に『杦(すぎ)はし・はし』と並べて『わりばし』という記載があることから、18世紀初頭には武家・公家をはじめとしてそれなりに割り箸が使われるようになっていたのではないかと推測されます。

江戸中期の1827年(文政10年)には、吉野を訪問した九州の杉原宗庵(すぎはらそうあん)が、吉野杉で作られた酒樽の余った材木から『割り箸』を作ったという逸話もあります。酒樽には腐敗しにくい木材の部位が使われるのだが、丸太の外側の木材は色が白くて腐りやすいので通常は廃棄されることが多かったのです。杉原宗庵はその廃棄される白太(しらた)と呼ばれる木材(廃材)を使って、二本バラバラの形状の割り箸を削って作ったのです。

つまり、ここまでは杉のような割れやすい木を「木の目に沿ってナタで割って作った箸」だったのです。

幕末になると、未使用の清潔感を出すために二本の箸の根元をくっつけた『引裂箸(ひきさきばし)』と呼ばれる箸が作られたのですが、江戸時代には割り箸という名称よりもこの引裂箸という名称のほうが一般的だったようです。

江戸時代の文政年間から盛んに割り箸が使われていたということについては、幕末に書かれた『守貞漫稿(しゅていまんこう/嘉永6年・1853年)』に記録が残っていいます。

 

文化・文政(1804~29年)の頃、江戸の鰻屋の発案で初めて「割り箸」が使われた。

当時、割り箸は「引き裂き箸」「割りかけ箸」と呼ばれた。割り箸について、『守貞護稿』(1853年)の「鰻飯」の項に『必ず引き裂き箸を添ふるなり。この箸、文政(1818~29年)以来此より、三都ともに初め用ふ。杉の角箸半を割りたり。食するに臨んで裂け分けて、これを用ふ。これを再用せず。浄きを証すなり。鰻飯のみにあらず、三都諸食店往々これを用ふ。かへつて名ある貸食店(りょうりてん)には用ひず。これ元より浄きが故なり。』

このように、うなぎ飯には割箸を添えるという。また、割箸は再利用しないから清浄であると。

江戸時代の外食・醤油文化

江戸期の食べ物屋(外食産業)で初めていわゆる割り箸を導入したのは、江戸にあった『鰻屋(うなぎや)』だったといいます。文政年間(1818年~1831年)には、人気の鰻丼のどんぶりを片手で持ちながら、割り箸を口で挟んで勢い良く割るという仕草が『江戸っ子の粋(いき)な気風』を表しているとされていたようです。

ちなみに、割り箸の発祥は奈良県の吉野地方とされています。江戸時代から、吉野杉で作られる樽の余材を利用して割り箸が作られていました。割り箸の素材としては、もともと杉のほかに竹を用いて作られていたが、檜やエゾ松なども多く利用されます。その他、普及品には白樺やアスペン(ホワイトポプラ)などが用いられることもあります。

現在では、日本の割り箸の消費量は年間およそ250億膳でその9割以上が中国などからの輸入品です。過去には中国が森林を保護する目的で、日本への割り箸の輸出を規制したこともあり、その時に木製割り箸の代替品としてプラスチック製の割り箸も開発されました。近年では成長の早い竹を使った竹製の割り箸への転換も進んでいます。

 

わり‐ばし【割(り)箸】

半分ほどの所まで割れ目が入れてあり、使用するときに割って2本にする箸。杉や竹などで作る。

デジタル大辞泉の解説

また、割り箸の袋には「おてもと」と書かれていることが多いですが、これは「手もと箸」を丁寧に呼んだものです。懐石料理など日本料理の盛り鉢には普通「取り箸」が添えられますが、取り箸に対して、各自が使う箸が「手もと箸」です。

したっけ   

 

 minimarche

  

 080-0018 帯広市西8条南6丁目7番地 

   ハーブティーは下記のお店「雑貨(Tkuru&Nagomuで取り扱っていま  

  雑貨(Tukuru ・nagomu)   0155-67-5988

      可愛い雑貨も、たくさんありますよ。 

  http://www.d-kyoya.com/minimarche/  

   株式会社ディステリア京屋

      080-0018 帯広市西8条南6丁目7 ☎0155-22-2151

         ↑:友人がオーナーの店です

 

Chef’s Dish ノワ 

 

 

詩集「涅槃歌」 

 

私の一押しの詩集を紹介します。現代女性詩人のトップクラスの詩を感じてください。魂が揺さぶられます。これは倉内佐知子の入門としては最適な詩集です。一度読んでみて下さい。

〈溶ける魚〉が背を這いずり、異国の香りが鼻腔を抉る、無頼の詩語は異界をたゆたい、イデア(idea)の入り口を探る——「幼年の濃い光の中で 時間の臓器は待っている」(本文より)心地よいリフレインが幻惑の世界へと誘う「音更日記」、言葉の配置と表現形式にこだわった「光る雪」、グロテスクな言葉の暴力で異質な世界を構築した「青」など計18篇を収録した、小熊秀雄賞受賞詩人の詩集。言葉が持つ魔術的な美を、無意識の泉から掬い上げた、幻想的かつ根源的な一冊。

 

海鳩

 ―潮騒が希望だったー 

 

ぐしゃぐしゃに砕かれた大顎の破片が散乱し 

ているのは知っていたがここのものではない

 さんざん悪質を通過しなお何ものとも繋がら 

ない兵器的非感覚の海を死生の循環の内へと

流し込むなど可能かぶふぅィ暫し棘状の海塚 

にうずくまりわたしたち固有の肉体がはぜる

 記憶のふあんに堪える堪えて噛む海鳩が翔ぶ  

〈母ァさん 母ァさん〉

 あなたさえ答えようもないのです 

(後略)

 

Photoshop Elements 2019 日本語版 通常版 Windows/Mac対応
アドビシステムズ
アドビシステムズ

 

私も写真の編集や似顔絵の色付けにに使っています。非常に使いやすく機能も多彩です。あなたもフォトショップで、写真の新しい世界を体感してください。以前はフォトショップエレメンツ12を使っていたのですが、全然違います。ここまでできるかというくらいです。

 

三菱鉛筆 色鉛筆 No.888 36色 K88836C
三菱鉛筆
三菱鉛筆

  

アルテ エンボスペン (細中) No.1 ES-No1
アルテ
アルテ

 

 

 

 

 

マルマン ポスト
画仙紙(越前) 手漉き S133C 100枚
マルマン(maruman)
マルマン(maruman)
カード 絵手紙用

 

 


コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「絵手紙もらいました―野球ボ... | トップ | 「ニックネーム ニックって... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きままなマーシャ)
2020-01-30 13:44:38
割り箸を口で挟んで割る仕草、カッコいいですね。
おぉ~って思っちゃいます^^ 
‘マイはし’はまだそれほどブームになってないんでしょうか?
割り箸は便利で衛生的ですものね。
竹製はお店でまだ見たことないです^^
返信する
こんにちは~ (haru)
2020-01-30 15:32:22
こんにちは~

おもわずじっくり読ませていただきました。
歴史面白いですねぇ。
返信する
★きままなマーシャさん★ (都月満夫)
2020-01-30 16:24:30
マイ箸は一時ブームになりかけましたが、しぼんでしまいましたね。
割り箸が森林資源を脅かすといううわさが流れましたが、結局は間伐材などの不要な木を利用していることが周知され意味がなくなったのでしょうね^^
したっけ。
返信する
★haruさん★ (都月満夫)
2020-01-30 16:26:21
たかが割り箸。されど割り箸ですね。
現在の割り箸ができるまでにはそれなりの歴史がありました。
面白いですね^^
したっけ。
返信する
こんばんは^^ (sakurabana)
2020-01-30 23:14:09
綺麗な箸袋に入った割り箸
思わず買ってしまいます。
竹の割り箸より木の割り箸の方が
暖かみを感じ好きです^^
返信する
★sakurabanaさん★ (都月満夫)
2020-01-31 06:36:59
そうですね。
確かに木の割り箸の方がいいですね^^
したっけ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

語源・由来・起源」カテゴリの最新記事