年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

べったら市 明治編4

2006年05月18日 | べったら市
横浜開港資料館は、昭和56年、日米和親条約が結ばれたこの地(横浜市中区日本大通3)に開設されました。 日本の開国と開港をめぐる内外の歴史資料を集め、広く展示・公開しています。 江戸時代から大正・昭和初期までの資料と図書があります。地下一階の図書室(利用料100円)に明治時代の新聞の複製があります。交通機関 横浜 みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩2-3分くらい
日本語新聞―横浜毎日新聞、横浜貿易新報、横浜貿易日報、東京日日新聞、時事新報、郵便報知新聞、朝日新聞など があります。  
明治14年10月21日 東京日日新聞(今の毎日新聞の前身)の記事から
恵比寿講
一昨日(10月19日)の“ベッタリ”市は人がかなり出たけれど大根の直近の高値ゆえ、浅漬大根(べったら漬)一本十銭で売ろうとしても買う人もなく、べったり付けると言えど驚く人がいない,海がシケ続きにて鯛も少なく,わずかの品(タイ)に朝の間に売り切れ思わず,高くて節約と旦那が言えば鰮(いわし)の崩し汁で追払われるとこぼす丁稚(でっち)おおし。

膨大な新聞記事の中から、ベッタラ市の記事を探すことは難しい。ただ、記事を探すうち紙面に散らばる明治の風俗が平成の今から見るとおかしく、しばしば記事捜索を中断し、読みふけった。
コメント
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