年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

八石教会

2010年04月05日 | 福神漬
八石教会
(ハチコク教会 上根岸126)
千葉県旭市の大原幽学(1797-1858 幕末の農村指導者)の教えを奉じ、農作業を実践した教団。明治になって旧幕臣の入門が相次ぎ、これまでの農村共同体的な組織から反文明開化、反明治的な精神教団として変質したという。当時の根岸の雰囲気が反文明開化反明治政府ということなのだろうか。
根岸にあった教会は1881(明治14)年に発足し明治の末に消えた。明治34年大槻文彦作の「東京下谷根岸及近傍図」があります。大槻氏の作成した地図に教会は子規庵の直ぐ近所にあって、拍子木に音も聞こえている距離だった。
八石の拍子木鳴るや虫の声<子規>
千葉の大原幽学の直ぐ近所に花香恭法(高野長英を匿ったという)が住んでいて、花香恭次郎は恭法の養子でもある。八石教会が根岸に拠点を設けたとき、根岸の元三島神社付近に住んでいた鶯亭金升はまだ14歳で服部波山の学校で学んでいた頃である。
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