年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

東京の有名私立大学の男女比

2025年02月16日 | 宅老のグチ
池袋の立教大学の広報を担う立教学院展示館で順路の最後の方に、女子学生の写真があった。それは戦後に女子入学が始まり、4人の女子学生が入っている集合写真だった。NHKの虎に翼で戦前の日本では教師を育成するところと医師を育成するところしか女性の教育機関で記憶がなくて、明治大学でも極端な差別・区別があった様子がドラマで出ていた。
 そんな立教大学の現状が展示館の男女のグラフにあって、何か半分くらいが女性の様に見えて、家で調べると学部の中でも差があって、理系は男性が優位で、文系は女性が圧倒的多数派で、まるで女子高が共学になった後の様に見える。普通の受験偏差値では女子によって上昇する傾向がある。この辺りは受験偏差値の研究があるように見える。
 東京という所に住んでいる自分には東京という憧れ感がない。それゆえ上京という心理と期待感が欠如している。家があり、親がいる。ところが上京学生は一人になると孤独感が出る。そこからの展開がある人とない人の差となり、人生の分かれ目となる。情報の多さと、選択の多さが東京の魅力と魔力である。日本の戦後の人生の選択の自由度が学歴によって、変わることが自分にも親にも期待されている。
 キリスト教系大学でも男女比の傾向は同じで、きらびやかな青山学院の男女比がほぼ50%づつで、バランスが良いと言われる。郊外から渋谷に回帰するのは大学の傾向判断から来ていると思われる。同様に女子の学校、遊びの渋谷というイメ―ジを抜けるためのスポ―ツ宣伝で補っていると自分は見ている。バンカラのイメ―ジがあった早稲田大学は周囲に女子大学が衛星の様に存在する。早稲田の男女比が6対4である。この数字は早稲田大男性の優越感を感じる。衛星女子大学の存在が早稲田の多様性の素と思われる。
 これと真逆なのが京都大学の女子の扱いで、まだ大学の公認ミスコンが開催できない。これと別の傾向で東京大学ではあるようだ。やはり東京と京都の地域差と期待値があって、東京では学と美女も要件の一つで、多くの苦学生が戦前では、将来を見込まれた男性を女子の親が援助している様子が見える。日本の公園の父と言われた農学者の本多清六は女子親の支援でドイツ留学を果たした。妻の銓子は日本の女性医師の4番目の人であったが、本多が活躍すると子育てと夫の支援で仕事を断念した。戦前の期待される女性像だったと思われる。今でも少子でその気風が日本では残っているようにみえる。良し悪しが別として残っている。そこから長生きし、子育てが終わると残りの人生となる。
 少子の問題で今の議論の傾向は長い不況で結婚できない世代が多かったからという分析が今出ている。従って保育園充実等の政策支援は富裕層の支援と政治家の目に見える箱もの政策である。都会の子育ては悩みが多い。そこに仕事という問題がある。そして楽になるのが子供を持つことの断念となる。
 事実は文献で確認できるが傾向とか噂は文字にならないと確認できない。
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