幕末に長州からイギリスへ密航した5人のことを調べていたら同時期に薩摩からイギリスに12人が行っていた。その中に長沢鼎という人がいた。後にアメリカ・カルフォルニアでブドウ栽培に成功した人物だった。長沢の経歴で慶応2年に広島の村田文夫とイギリスで会ったことを書いてあった。当時のイギリスでの日本人による日本のことをどう考えていたかもう少し記録を探りたい。
欧米との文明格差の中で途中立ち寄った上海・エジプトでの経験が彼等の危機感にどう影響したか。戦後の平和ボケの中で今の危機はどのように向かえばよいのだろうか。