木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




今日は一日中エコパでした。
エコパとは2002年ワールドカップ誘致と
2003年国体開催のために静岡県が作った
総合運動施設です。
ドイツ-カメルーン戦では3階スタンドまで
満杯になったそうです。
その感動の面影は……はっきり言ってどこにもありません。
このような「兵(つわもの)どもが夢の後」のような
施設は全国にたくさんあるのではないでしょうか?
キャパ(収容能力)の大きさが逆に足かせになって
維持に四苦八苦している施設。
たとえば、ここでいわゆる「静岡ダービー」
(ジュビロ磐田vs清水エスパルス)の試合をやると
2~3万人が集まります(タダ券なども配り集めます)。
しかし、キャパ5~6万のスタジアムの2万人では
盛り上がりに欠けることは否めません。

幸い、製造業を中心に好景気の県の財政は、
北海道夕張市のようにはなってはいませんが、
維持費がかかるのは事実です。
エコパも昨年から維持管理を民間に委託しています。
これからどうなるのでしょうか?

この施設で希望のもてる点は次のことです。
公式試合などがない時には一般に廉価で開放されています。
これは近くに住む者してはありがたいです。
(といっても自宅からは16㎞はなれていますが、)
もともと小笠山という「里山」を切り開いたもの。
施設以外の周辺にも芝が張られ、
ビオトープや里山の散歩道はもちろん無料開放です。
今日のような暖かな日は、子連れで遊ぶ人、
犬の散歩をする人、トライアルバイクを練習する人
いろいろな人が訪れています。
下手に「箱モノ」や「テーマパーク」にしなかったので、
スポーツをしない人にも季節にあわせて、三々五々
人工的にしろ自然を楽しめる選択肢を残したことです。

さて、サッカー場は、メイン、サブ、人工芝、野芝、土と
何面もとれます。
息子たちは、その人工芝で公式戦です。
ベンチ入りはしたが、出番のなかった息子は
その後、いわゆる「B戦」(控え選手の練習試合)に出場。
よくを言えばきりがないですけど、
まあ、のんびりとしたいい休日でした。

この施設が20年後も存続していることを望みます。
私の息子が、「昔、パパもここでサッカーをやっていたんだよ。」
と言えるように。

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