木を愛し、土に親しみ、犬と戯れ、思いつくまま気ままに発信、知る人ぞ知る「山章工房」のブログです。
山章工房の木土愛楽(きどあいらく)




犬は飼い主に似ると言われています。
確かに、犬の行動や性格の多くの部分は
飼い主に責任があると思います。
UPを見ていると確かにそう思います。
所有者や制作者に似るというのは、
生物に限ったことではないのではと思います。
例えば家、自分でたてる人はまれとしても、
ハウスメーカーにしろ、設計家依頼ににしろ
やはり施主の好みが反映されます。
さて、写真を見て下さい。
山荘のストーブが文字通り「赤々と」燃えています。
土曜日にも書きましたが、このストーブよく燃える。
ほどほどと言うことを知らない。
カタログデータでは連続燃焼9時間(8時間かも?)とあります。
ところが、薪を入れたら量の多少に関わらず
2時間持てばいいところ。
ストーブの名前「ビジラント」はメーカーによると
「寝ずの番」という意味だそうですが、とんでもない。
ご主人様より先にかってに燃えてさっさと寝ています。
ブログにアドバイスもいただきましたが、
「熾き火(おきび)」を作ると言うことができないのです。
静かにちょろちょろ燃焼すると言うことを知りません。
すべての開口部を「閉」にしてエアーをタイト(空気が入らない)な
状態にしているにもかかわらずです。
以前にも書いたように密封のためにすべての
ガスケットは張り替えました。
ただ、それでもスキマが見えるのです。
15年も働いてきたストーブですのゆがみが見えます。
そこから、空気が入っているのかも知れません。
薪ストーブ実質燃焼歴今日まででたったの五日。
他にも見落としていることがあるのかも知れません。
あーでもない、こーでもないといじるのは好きです。
私のモットーの一つが「slow and steady」
「遅くとも着実に」です。
これから、このストーブも施主に似たストーブに育てようと思います。

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