勝手に応援

福井県小浜市が米大統領選の民主党候補バラク・オバマ上院議員と発音が同じであることから「オバマ候補を勝手に応援する会」を結成し、先日の米ＣＮＮの開票速報ではパブリックビューイングを開催し、応援歌が披露され、応援まんじゅうも振舞われ、会場にはオバマ氏の似顔絵をプリントしたＴシャツや「アイ・ラブ・オバマ」と書いた法被や鉢巻き姿の約300名の参加者で埋め尽くされたそうだ。

きっかけは一昨年末、来日したオバマ氏が成田の税関職員に「私も小浜市出身」と告げられた――というエピソードをニュース番組が報じたという知らせだったそうで、小浜市は昨年１月、名産の若狭塗りばしを贈ったのに続き、先月には市長の手紙と必勝祈願の「漆だるま」を発送。今月になって同氏からお礼の返書も届いている。

いいね～選挙権の全くない人たちがこのような形で盛り上がり、そしてあえて「勝手に」と名乗っているところがとても潔くて素敵である。人間にはやはりどんな形であれ「祭り」は大事なのである。

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