「巨人戦観戦」が定数に達し、チケットが私の手元から離れた。嫁に出した父親の心境の私に友人のお姉様よりいつものようにチケット入手の連絡があった。
捨てる神あれば・・・である。いや~有難いものだ。それもわざわざ私の休日に合わせて手配してくれるご配慮に応えて開場16時には東京ドームに居た。
すぐには席に付かない。最初に向かったのはドーム公演を行ったアーティストのプレートが並ぶ1階コンコースへと向かう。もちろんマイケルのプレートを見る為だ。ドームで三回も公演をしていたんだな~としみじみと故人を想う。その後もあちらこちら回る。ビールを飲んでは一服し、軽食をつまみながらショップを覗く。球場内から打撃練習の音が聞こえてくる。待ちきれなくなりようやく席に着く。
席はバックネット裏上方の三階席である。この席は全体が見渡せて私は好きな席である。広島カープの打撃練習を見ながら、打球の角度と距離を確認する。打った瞬間に打球の行方が判断出来るようにする為に目を慣らす。このまったりとした時間が好きだ。
まだ周りの席には誰も座っていない広々とした空間で、入口で配っていた様々な配布物に目を通す。この日はプレーヤーズデーだったので、鈴木と亀井のベースボールカードが入っていた。こんなプレゼントはいくつになっても嬉しいものだ。
試合中は基本的に食事をしない。だから試合前に準備万端で臨む。この日はメインディッシュは「蟹工船」の蟹づくし弁当である。その前にピザやハンバーガーなどを食べていたのでかなり満腹だ・・・酔いも手伝って涼しいドームで睡魔と戦う。
いよいよ試合開始時刻が近づく。試合前のセレモニーではAKB48が新曲の披露と全員での始球式を行っていた。残念ながら私は彼女たちと街ですれ違っても気付かないだろうな~と思いながら高揚感が段々と高まる。
そしていよいよ18時ちょうどに試合開始。この試合は球団初の公式戦からちょうど73年を迎えた試合だった。先発は高橋尚と新人小松。初回から坂本君の好プレーから始まり、二回梵の特大ホームランで先制されるが、五回には鶴岡のタイムリーで同点とした。しかし8回に決勝点を奪われた。「ドームもなか」で乾いた喉を潤しながら、最終回の攻撃。ランナーひとりを残し、李のライトポールギリギリの特大の飛球に絶叫する中で、瞬時でファールと分かってしまった冷静な私・・・練習の成果である。(ただ小笠原の屋根直撃のボールは見失っていた)
1-2・・・また負けた・・最近観戦した試合はほとんど負けている。試合時間2時間59分。この試合で67試合40勝21敗。敗戦率3割の試合を見る方が貴重だろうと負け惜しみを言いながら、ドーム前のビアガーデンでひと息つきながらドームを見上げた。画像がぼやけているのは酔いのせいかな?
やはり「ライブ」は楽しい。Mちゃん、いつも有難うございます。大変満喫させて貰いました。有限会社やな瀬不動産