東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業50年を迎えます不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

映画:「劔岳 点の記」

2009年07月18日 09時52分02秒 | 映画の話
新宿で観た映画は「劔岳 点の記」だった。久し振りに「映画館へ足を運んで観たい」と思っていた映画である。先日映画好きの入居者さんに評判を確認したところ「風景の壮大さ、絶対お薦めですよ」との事。「つまらなかったら部屋の前に『面白くなかった』と張り紙するからね」などと会話をしつつ、これは必ず観に行こうと思った。



【原作】新田次郎『劔岳 点の記』(文春文庫刊)
【監督・撮影】 木村大作
【出演】浅野忠信 香川照之 松田龍平 宮あおい 仲村トオル 役所広司



1907年(明治40年)、古来から前人未踏の「死の山」といわれてきた北アルプスの名峰・剣岳(2999m)に、不屈の闘志、献身の心、仲間の絆(きずな)を信じて挑んだ男たちの物語。山岳小説の創始者ともいわれる新田次郎作品を映画化。監督は「八甲田山」「鉄道員(ぽっぽや)」などを撮影してきた撮影技師の木村大作氏。50年の映画人生すべてをかけて取り組んだ初監督作品。



レディースデイの水曜日を避けた劇場は半分以上が高齢者で埋まっていた。新宿で映画を観るのは子供がまだ小さかった頃に観たポケモン以来である。



場内の灯りが消え、いよいよ上映開始である。スクリーンには数々の名作を撮影をして来た手腕がいかんなく発揮されており、CGではない「本物の」北アルプスの自然の風景が雄大でただただ圧倒されてしまう。全編を通してビバルディの四季が流れているのだが、これが絵に非常にマッチしている。スクリーンで観るのも良いが、ブルーレイで見るべき映画であろう。ただクライマックスの登頂シーンは意外にもあっさりで・・・あれ?あら?って感じだった。

今回山の案内役「長次郎」を演じた香川照之の好演が他の出演者を圧倒していた。特に彼が登頂間近に測量隊に初登頂を譲るシーンは「鉄腕ダッシュ」でさんざん農業指導を受けながら、三瓶さんより先に箸を付けてしまうTOKIOのメンバーに見せて上げたい程、とても謙虚だった。古き良き日本人の姿である。

それにしても何度も山を登ったり、下りたりしていると考えただけで私は疲れてしまう・・・

有限会社やな瀬不動産

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