今年5月5日、11回途中で雨のため中断されていたワシントン・ナショナルズ対ヒューストン・アストロズの試合が再開され、再開からわずか打者2人で、ナショナルズが11対10のサヨナラ勝利を収めた。
過密スケジュールのメジャーリーグではたまに起こる出来事なのだが、今回は少し面白い。
当時一塁走者はすでにメジャー登録から外れており、代走が送られて試合は再開し、二塁ゴロエラーでナ軍がわずか7分でサヨナラ勝ち。5月5日の第一球から1566時間40分で決着したのだが、その結果、5月5日の試合では11回表に登板したものの、現在すでにピッツバーグ・パイレーツにトレードされているジョエル・ハンラハン投手が勝ち投手になるという珍事が発生。ハンラハンは意外な形で今季初勝利を手にし、今シーズンの通算成績を1勝3敗とした。「面白い事が起こるもんだ」とハンラハン。ちなみにこの試合は本来ナショナルズのホームゲームだったが、この日はアストロズの本拠地ヒューストンで試合の続きが行われていた。
選手はもう在籍してないし、二ヶ月後に開催されるし、球場も違うなんて、左右非対称の球場が多数存在しているメジャーならではの大らかな話である。
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