BSや地方テレビでは結構懐かしい番組を再放送している。先日「ゆうひが丘の総理大臣」を発見したので録画してみた。
1978年10月から日本テレビ系で放映されていた中村雅俊主演の学園ドラマである。放映当時12歳だった私だが、この「総理」を始めこの当時のドラマは再放送を含めてよく観ていたものだ。
「手の平にぃ~」から始まるお馴染の「時代遅れの恋人たち」のオープニングからして懐かしい。総理を始め、木念(もくねん)役の神田正輝や生徒役の藤谷美和子・井上純一もまあ~若い、若い。岡田奈々の抑揚の無い独特の芝居もあの頃のままだ。(ちなみにダウンタウンの浜ちゃんの奥様・小川菜摘も生徒役として出演している。)ストーリーは「え?それでいいの?」って感じで非常に簡潔に終わるのだがそれもまた魅力のひとつである。実際にはあり得ない先生と生徒との関係ではあるが、当時は少なからず憧れたものだが、現在のような「過激で過剰に熱心な保護者」の時代においては夢のまた夢物語の設定である。
今回観たのは全40話中第30話目の「男同志ってバカみたい!」で、ラストシーンにはお馴染の四行の詩が映し出される。当時とは違う感覚で改めて文字を辿る。う~ん「あいつこそ」か・・・たまには熱血ドラマもいいものだ。
※ちなみに千葉テレビで毎週金曜日19時からの放映である。何故千葉テレビ・・・