映画「クラッシュ(2004年公開)」を観た。
【解説】クリント・イーストウッド監督の『ミリオンダラー・ベイビー』で劇場用映画の脚本家デビューを果たしたポール・ハギス初監督作品。天使の街、ロサンゼルスで紡がれていくさまざまな人種、境遇の人々の物語を鮮烈に描いた本作は全米公開されるや、メディアからの絶賛を浴び、アカデミー賞の作品賞、監督賞ほかにノミネートされた。この素晴らしい脚本にスターがこぞって出演を希望。『ドラッグストア・カウボーイ』のマット・ディロン、『ホテル・ルワンダ』のドン・チードルらが、胸をわしづかみにされるような衝撃の、そして現代を生きるわたしたちの本当の姿を見せつける。リアリティに徹した演出は、観る者を画面から一瞬でも目を離すことを許さない緊張感を持続させた。
2005年度アカデミー作品賞、脚本賞、編集賞を受賞した作品で、サンドラ・ブロックやマット・デイモンの出演者たちにも期待しながら再生するが・・・眉間がしわくちゃになるような差別用語が続く。まるで人種に順番があるかのようで非常に複雑な内容だったが、それを敢えて作品にした勇気は称えたいものだ。
もちろん良いシーンもいくつかあるのだが、島国ニッポンにおいては到底理解出来ないような根深い内容だった。日本人で良かったな~と思える作品なのかも知れない。