先月封切された「テルマエ・ロマエ」を休日に観に行った。ちなみにテルマエ・ロマエとはラテン語で「ローマの浴場」と言う意味だそうだ。
【解説】マンガ大賞&手塚治虫文化賞のW受賞を果たした、ヤマザキマリの大ベストセラーコミックを実写映画化。古代ローマで浴場の設計をするルシウスと現代日本の風呂好きたちが、ローマのために闘う。理由は分からないが、とにかく古代ローマから日本にタイムスリップしたルシウス。漫画家志望の真実の恋心に気づいてか気づかないでか、新しい風呂とローマの未来に思い悩む。現代人の真実は、歴史の知識を活かして、ルシウスの力になろうとするが…。出演は、阿部寛、上戸綾、北村一輝、市村正親、宍戸開、笹野高史。日本を代表する顔の濃い役者を集め、原作のイメージを全く崩していないことに拍手。監督を務めるのは、「のだめ」シリーズの武内英樹。
最近、劇場で予告編を観る度に観に行こうと心に決めた作品は数知れず・・・ただすぐに観に行かないとついつい忘れてしまい、そのまま記憶の片隅に追いやられる作品もこれまた数知れず・・・今回は忘れないうちに前売り券を購入して、休日の朝一番の回で観た。
解説にもあるように主演の阿部ちゃんを始め、北村一輝や市村正規や宍戸開たちのとても濃ぃぃいキャストがまるでローマ人そのもので、設定に全く違和感を感じなかった(特に最近の阿部ちゃんはとてもいい)。細かいことを言ったらキリが無い作品ではあるが、それはさて置いて楽しめる作品であろう。序盤の勢いが最後まで続かなかったのが少し残念だったが、細かいギャグを散りばめて、ただのコミック的な強引なコメディ映画になっておらず、休日の朝一番で楽しむ映画としてはなかなかお気軽な作品ではないだろうか?