東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

救出劇

2012年05月24日 09時26分43秒 | 不動産屋の話

マンション入居者の若いお母さんから電話が入った。

「子供が部屋の鍵を締めてしまい、中に入れない」とのこと。事情がよく解らない・・・よくよく聞くと「お母さんが鍵を持たずに外に出た瞬間に幼い子供さんが誤って施錠してしまい、開錠が出来ない状態」だった。扉の中からは泣き叫ぶ子供の声が聞こえているとのこと。

合鍵を取りに来社するとのことだったが、この物件は当社では数少ない新小岩以外の管理物件の為、わざわざ新小岩まで来て貰い、合鍵を渡して、再び戻ると1時間以上が掛かってしまうため、すぐに現場へと車で急行する。

車中で様々な光景が目に浮かぶ。この日は初夏のような日差しで、室内も暑いだろうに・・・泣き叫ぶ声が聞こえてきそうだ。少しでも早く到着したい一心でアクセルを踏み込みたくもなるが、ここで捕まってしまってはさらなる時間のロスとなってしまうので、気が急くものの慎重に車を走らせる。

現場に到着すると慌ててる管理人さんが出迎えてくれ、すぐに現場へと同行してくれる。エレベーターで上がると、お母さんも顔面蒼白の状態である。ドアの外からずっと声を掛け続けていたようだ。ドアの向こう側から泣き声が聞こえてる。すぐに合鍵を差し込み、開錠する。すると中からは全身汗だくの子供さんがお母さんとの再会でさらに泣き叫ぶ声が大きくなっていた。良かった~とつい頬が緩んでしまう。それにしてもまさかのまさかの出来事であったが、大事に至らなくて何よりであった。

後日ご家族全員でわざわざご挨拶に来社して頂いた。

ちなみに現場まで最初の連絡から約21分で到着出来た。

現場急行サービスとしてはタイム的にはまずまずではないだろうか?

有限会社やな瀬不動産


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