寒がりな「彼」だが、毛布にもぐるのが実に下手っぴーで、毛布をずるずると押し出すだけで、途中で諦めて布団の上に震えながら丸くなっている。
しかし炬燵だとするすると直進して、暖簾をくぐるように中へと入れる。「彼」にとっては何とも素晴らしい出入り自由の炬燵システムなので水分補給で時々外に出る以外、家族が在宅時には一日のほとんどを炬燵の中で過ごす。
あまりにも顔を見ないので、そぉーとカバーを開けると、真ん丸の目と合ってしまう。
そして「失礼しました・・・」とカバーを静かに閉じる。
寒がりな「彼」だが、毛布にもぐるのが実に下手っぴーで、毛布をずるずると押し出すだけで、途中で諦めて布団の上に震えながら丸くなっている。
しかし炬燵だとするすると直進して、暖簾をくぐるように中へと入れる。「彼」にとっては何とも素晴らしい出入り自由の炬燵システムなので水分補給で時々外に出る以外、家族が在宅時には一日のほとんどを炬燵の中で過ごす。
あまりにも顔を見ないので、そぉーとカバーを開けると、真ん丸の目と合ってしまう。
そして「失礼しました・・・」とカバーを静かに閉じる。