ジャイアンツの亀井がようやく復活の兆しである。2009年には25本のホームランを放ち、第二回WBCメンバーにも選ばれたものの、怪我等で三年間低迷し、今年ようやく這い上がって来た。強いチームには亀井のような復活組の活躍と同時に新戦力の活躍が不可欠である。松井の背番号55番を引き継いだ大田を始め、松本・寺内・藤村・隠善・橋本至・立岡・中井らもチャンスは与えられるものの、掴むまでには行っていない。大阪桐蔭高から入団した剛腕・辻内に至ってはすでに7年目が経過したが、まだ一軍登板はない。
「新戦力の活躍」で思い出されるのは、古くは1987年デビュー4試合で11打数7安打6本塁打のスワローズ・ホーナー、1988年デビュー戦初打席で本塁打を打ち、10試合で7本塁打の呂明賜(ろめいし)、1992年5月に交換トレードやって来て、オールスターまでに打率.300、12本塁打の大久保博元が真っ先に挙げられるが、さすがにそこまでの鮮烈デビューまでは望んでいない。
チャンスなのに何だか非常に勿体ない・・・と交流戦に入り、めっきり勢いが無くなった我がジャイアンツの戦いぶりと重ね、たただ嘆くばかりだ・・・。
「頼むから五月にマジックだけは出ないで」・・・と言っていた四月が懐かしい。