「ザ・タウン(2010年公開)」を観た。
【解説】 俳優として活躍する一方、前監督作『ゴーン・ベイビー・ゴーン』が高い評価を受けたベン・アフレックの監督第2作。強盗団のリーダーと人質女性の愛を軸に、犯罪都市に生きる者たちの生きざまが描かれる。監督のベン・アフレックが主演を務めるほか、『それでも恋するバルセロナ』のレベッカ・ホール、「MAD MEN マッドメン」のジョン・ハム、「ゴシップ・ガール」のブレイク・ライヴリーら、豪華実力派キャストが出演。スリリングで骨太な運命のドラマが味わえる。
主演・監督のベン・アフレックは友人のマット・デイモンと共同で脚本を書いた『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞を受賞し、今年のアカデミーでも作品賞を受賞した『アルゴ』で共同プロデューサーを務めた。アルマゲドンにも出演していて、凄い才能のある人である。
ただ私がどうしても馴染めない「悪党ヒーロー扱い」映画である。人を殺さないルパン三世と同じ泥棒ではあるが、どうも少しばかり趣が異なるのは「粋」では無いからだろう。スカッと感がある訳ではなく、最後に恋人を「警察に売らなかった」彼女のひと言に救われた映画であった。