天真爛漫と呼ばれる人がいる。
そもそも天真爛漫とは・・・「飾らず自然のままの姿があふれ出ているさま。生まれつきの素直な心そのままで、明るく純真で無邪気なさま」とのことだが、改めて考えるとそれって何とも微妙である。幼いうちは評価される意味で使用されるが、年齢を重ねる毎に「相手の気持ちを考えない」「無礼」「礼儀知らず」「やりたい放題」になってしまう気がする。「俺って竹を割ったような性格だから何でも言っちゃう」と自慢げに話す人がいるが、本人は良いかもしれないが言われた方はたまったもんじゃない・・・それとどこか似ている気がする。
では天真爛漫が嫌われているかと言うとそうではなく、「しょうがないよね」「逆に羨ましいよね」とか「ある意味、幸せだよね」と大抵批判的な話にはならならず、笑顔で会話が進む。それが天真爛漫の何とも不思議な特徴である。ただ「自分はそうなりたいか?」との問いに対して答えは決まってほとんどがノーである。
天真爛漫・・・大人となっては何とも微妙でワードである。