四月に就職した息子の赴任先が大阪に決まった。
四ヶ月の短期赴任とのことだが、賃貸物件を借りるそうで、一切手助けはせず本人に探させたのだが、やはり探し方が分からないとスマホ画面を眺めながら悩んでいた。部屋探しってやはり難しい。初めてであれば尚更である。そもそも何をどうしたら良いのか?が分からぬまま、操作を進め→頭が混乱→嫌気が差すパターンのようだ。
「異常に安い物件は訳ありなのか?」まあその可能性は高いが、それならばその旨、理由を書いてあるし、「繁忙期が過ぎて、残っている物件は訳ありか?」それは一理あるかも知れないが、そんなことを考えたらきりがないし、決まらない。それをご縁と考えるのか?残り物と考えるのか?の差である。
順序としては以前も書いたように勤務地まで「予算的にどの辺りに住めるのか?」から始めることなのだが、土地勘がないとイメージすらつかめない。さらに赴任先の方や大阪の友人・知人から「○○は住みやすい」「○○は治安が悪い」との情報でさらに混乱するし、路線が複数ある地域やどの駅が特急や快速等が止まるかさえなかなかわからないとそれだけで途方に暮れてしまう。じっくりと調べる時間があれば良いのだが、ないと焦ってしまうだろう。この時点ですっかり樹海の中である。さらに同じ物件が数社から募集していたり、一般の方には馴染みのない不動産業界の特殊なルールがさらに追い打ちをかけるのだが、今回、息子がいくつか絞った候補物件のうちの一社に連絡した際、「他の候補物件も一緒案内する」との申し出を断った点は評価しよう。これからもちゃんと最低限の大人としての仁義は守ろう。まずは今回引っ越し代と契約金・家賃の一部を負担して頂く会社に、労力で報いて貰いたいものである。
連帯保証人の書類を書きながら、もう少し探しやすい方法はないのだろうか?と考えつつ、連休中に巣立つ息子に贈るエールはただ「不便を楽しめ、経験値を高めろ」である。
そして父はこの機会に9年ぶりの太陽の塔を訪れて、今年48年ぶりに公開された内部を観に行こうかと思ってる。
【明日5/2(水)~5/5(土祝)まで連休とさせて頂きます】