田舎からご両親が上京され、退去予告があった。契約者である息子さん不在のままの退去作業が始まる。ベランダに溢れていたように室内にもゴミが溢れていたのだろう。ゴミ出しの曜日に合わせてその都度上京するのは不可能なので、処理業者を紹介し、数週間後に明け渡しが完了の連絡が入った。
ガランとした室内は彼のこれまでの生活態度を示すように、汚れに汚れた室内設備が無残な姿で放置されており、キッチンの排水も詰まった状態で、フローリングはあり得ないほど変色していた。帰れない、帰りたくない部屋の主の心安らぐ場所は、一体どこにあったのだろう?平謝りの親御さんにとって夢と希望を抱えて上京した息子のあまりにも悲しい幕引きだった。
ただこれは他人事ではなく、ちょっとでも気を許すと同じ境遇になる可能性はあるということを肝に銘じる必要があると思う。
本日はMちゃんの誕生日。追い付きましたな、同級生!来週乾杯しましょう。