先日の新聞の投稿欄。
帰省する孫たちについて「来て嬉しい 帰って嬉しい 孫の顔」の句を紹介しつつ、布団や食事の準備が大変で、出来れば外泊や外食をして欲しいとの内容だった。
外泊に関してはそれぞれの家庭の事情があることで何とも言えないが、食事に関してはそもそもお客さんではあるまいし、接待する必要はなく、大変ならば「一緒に」作ればいいし、「一緒に」外食すればいいのではないだろうか?文面を読む限り、投稿者さんはどうも完璧なおもてなしを自らに課しているかのように思えてしまう。
年何回帰省するのかは分からないが、帰省する時期なんて子供たちが小さいごくごく限られた時期である。その限られた時期の交流すら距離を置くと、成長後はきっと全く寄り付かなくなるだろう。身内とはいえ一朝一夕で人間関係は深まらないものである。もしそれでも結構と割り切っているのであれば良いのだが・・・
結局は最初の句を「どちらに比重を置いて」で詠んでいるかなんだろうと思う。