【本日8/11(土祝)~8/18(土)まで夏休みとさせて頂きます。予約投稿にて】
新橋演舞場で新作歌舞伎「NARUTO-ナルト-」を観た。
【みどころ】かつて忍五大国の一つである火の国に、謎の仮面の男が操る九尾(きゅうび)という巨大な狐の化け物が現れ、国に禍をもたらした。国を守る忍びの里である木ノ葉隠れの里長、四代目火影とその妻は、自らの命と引き換えに九尾の化け物を幼い息子の腹中に封印した。その息子の名前はうずまきナルト(坂東巳之助)。十数年後、ナルトは忍者養成学校であるアカデミーに通い、一人前の忍者を目指していたが問題児の落ちこぼれだった。また里を襲った九尾が封印されていることで周囲の人々から嫌われていたこともあり、幼い頃からいつも孤独だった。さまざまな試練を乗り越えてアカデミーを卒業したナルトは、うちはサスケ(中村隼人)、春野サクラ(中村梅丸)とともに、はたけカカシ(嘉島典俊)率いる第七班に配属され、木ノ葉隠れの里の忍者として任務を遂行することになる。
ナルトは里の皆から認められる存在になることを目指して努力していたが、常に自分より先を行くサスケに対してライバル心を持っていた。だが同時に、サスケがもつ影に対してどこか共感するような思いも持っており、友情を感じていた。一方、サスケは、幼い頃に両親を含む一族全員が実の兄、うちはイタチ(市瀬秀和)の手によって殺されるという暗い過去を持っていた。サスケは他人に心を閉ざし、里を抜けた兄を自分の手で殺すことをただ一つの目標とし、誰よりも強くなろうとしているのだった。ナルトたちは数々の試練に立ち向かい、やがてナルトの師匠となる自来也(市川猿弥)、五代目として火影を継ぐことになる綱手(市川笑也)との出会い、抜け忍として木の葉隠れを狙う大蛇丸(市川笑三郎)との争いを経て、世界を揺るがす強大な敵、うちはマダラ(市川猿之助、片岡愛之助)を倒すためにナルトの戦いが始まるのだった。
以前観て実に面白かったスーパー歌舞伎 Ⅱ「ワンピース」同様の歌舞伎と漫画との融合で、台風接近にも関わらず楽しみに向かった。ただワンピース同様、私はナルトの知識がほとんど・・・いや、まったく無かったが・・・入口で紀香に出迎えられる。館内にはワンピース同様、グッズ販売コーナーが充実していた。
私の好きな二階席に座る。
背景画が実に素晴らしく、サスケ役の中村隼人は遠目で観ても艶ぽく、ラストの大詰めでは大量の水で圧倒された。またサクラ役の中村梅丸が女性?と思ってしまうほどの可愛いらしさだった。
カーテンコールが終わると足早に駅に向かおうとすると娘が車でわざわざ迎えに来てくれた。有難い・・・