熊本での最終日。馬ホルモンを熊本の友人と一緒に食べて、阿蘇くまもと空港へ向けて途中まで友人の車の後ろを走る。
高校一年・16歳の時、バレーボール部で彼と初めて出会った。あれから37年が経ち、一度も疎遠になることもなく、会い続けて来た数少ない友人のひとりである。家庭の事情で彼自身縁もゆかりもない熊本の地へ住み始めたのが11年前の2008年。その年に友人宅で生まれた「彼」が熊本から空輸されてからも交流は続き、2014年の熊本1600km男旅も友人がきっかけだったし、東京の友人と会うより頻繁に熊本・東京へお互い行き来して杯を重ねていた。そもそも17歳で初めて出掛けたひとり旅の地が熊本だったのも不思議な縁を感じる。
そんな友人と交差点で別れる。友人は直進、私たちは左折して空港へ向かう。別れ際に車内から手を振る友人。友人は熊本に残り、私は東京に帰る・・・今更ながら何とも不思議な感覚だったが、そんな感傷に浸ること時間は無かった。何故なら今夜友人は上京するから。
い、一週間ぶりですな・・・(つづく)