魚梁瀬見学を早めに切り上げたには理由があり、空港に到着した際、ちょうど前日からラグビーワールドカップ・トンガ代表が事前キャンプで高知を訪れていると知り、折角の機会だったので練習を見学しようとホテルにチェックインをしてすぐに春野総合運動公園へとタクシーで向かい、練習時間終了30分前に到着。遠くに山々に囲まれた素敵なスタジアムでのんびりと練習観戦。終盤には地元のラグビー部の学生(高校生?)たちがトンガのコーチや選手と一緒に練習する時間もあり微笑ましく見学。しかしとにかくこの日の高知は高温多湿で座っているだけで汗が流れる。かなりヘトヘトになりながらバスで市内へと戻った。
バスに揺られてはりまや橋停留所で下車。「がっかり橋」「がっかり名所」と揶揄されるはりまや橋(下画像上)を撮影していると、地元とおじ様から「はりまや橋は実は四つある」と教えられた。メイン道路にあるコンクリートの橋と反対側にある明治~大正時代に実際に使われていた緑の橋(下画像下段左)、そしてはりやま橋公園の地下広場に平成9年までかかっていた旧橋の欄干(下画像下段右)である。知らなければ赤い橋だけで帰るところだった。
そしてホテルに戻り、シャワーを浴び、ひと休み。いつものようにホテルフロントさんおススメの店を確認し、元酒蔵を再利用した居酒屋さんでようやく高知初の生ビールがスポーツドリンクのように体中に染み渡るのを感じながら、生鰹食べ比べを楽しむ。腹六分目にして、事前に聞いておいた高知ラーメンのおススメ店へと向かうが、満席の為断念。魚梁瀬へ向かう車中のラジオで「高知城がトンガのチームカラーである赤にライトアップ」と言っていたので確認(最上部画像下段右)して早々と就寝。
翌朝はいつもながら早く起床し、朝食後に自転車を借りて高知駅北側にある沢田マンションを目指した。沢田マンションとは1972年から夫婦二人で作り始めた5階建て(一部6階)地下1階の鉄筋鉄骨コンクリート造の手作りマンションで増築に増築を重ねた外観から「高知のガウディ」「軍艦マンション」「日本の九龍城」と呼ばれている。自転車で20分程度で突如目の前にマンションが広がると感動でつい声を上げたくなりそうになる。3階まで車で進入出来るスロープやプール(予定だったが池に変更)、エレベーターがあったりと夢の詰まった究極のDIYである(つづく)