夕陽が眩しい都電荒川線の終点三ノ輪橋駅に降り立つ。
三ノ輪でまず見物したかったのが、「 浄閑寺(じょうかんじ)」である。 遊女の投げ込み寺として知られ、供養塔には『生まれては苦界 死しては浄閑寺』と書かれている。浄閑寺ホームページによると、浄閑寺は安政2年(1855)の大地震の際にたくさんの新吉原の遊女が投げ込むように葬られたことから「投込寺」と呼ばれるようになった。花又花酔の川柳に、「生まれては苦界、死しては浄閑寺」と詠まれ、新吉原総霊塔が建立された。檀徒のほかに、遊女やその子供の名前を記した、寛保3年(1743)から大正15年(1926)にいたる、慈十冊の過去帳が現存する。遊女の暗く悲しい生涯に思いをはせて、作家永井荷風はしばしば当寺を訪れている。「今の世のわかき人々」にはじまる荷風の詩碑は、このような縁でここに建てられたものである・・・とのこと。
到着したのが17時だったので、嫌な予感はしたのだが、案の定、門は閉ざされていた・・・30分遅かった・・・とりあえず門の上から撮影。次回は開門時間に参拝したいものだ。その後、人情商店街ジョイフルをプラプラと歩くが、これまた水曜日定休なのか?シャッターばかりを眺める。
そしてこの夜の会場へ向かう途中、あしたのジョーとばったりご対面。だって泪橋だもの、ジョーだって立ってるさ。
そして創業明治38年の老舗桜肉なべ・下町の「蹴飛ばし屋」と呼ばれる中江に到着。繁華街の一角ではなく、静かな街並にポツンと営業している。
馬刺しから始まり、馬肉の握り寿司と馬肉三昧の後、待望の桜鍋が登場。三ノ輪散策で空腹のお腹にお馬さんが駆け出すように飛び込んで行く。桜鍋にはビールが似合う。程良く酔って、寒空の中、再びジョーに挨拶をして、帰路へとついた。いや~美味しかったな~