三ノ輪で飲むことになった。
三ノ輪へは2007年10月以来、約5年ぶりである。ちょうど休日だったので、どうせならば「都電」に乗ろうと、新小岩からわざわざ王子駅まで遠回りして、王子駅前から都電に乗り込み終点の三ノ輪橋駅までの約25分の乗車を楽しむことにした。
王子駅に到着するとちょうど都電が到着していた。前の乗客を覗き込みながら、乗車のルール(前乗り前払いで料金は一律160円) を確認する。車内はなかなか混雑していた。車窓を楽しむ為、運転手さんの左後方に陣取る。脇の車道を走る車がどんどん追い抜いて行く。車内にはのんびりとした時間が過ぎて行く。
駅と駅との間隔が非常に短く、万が一乗り遅れても脚力があればひとつ先の停留所に追い付きそうなスピードでゆったりとゆっくりと平和的に進む。途中で運転手さんが交代したのだが、運転手さんにも色々と性格が異なり、都電専用の赤の信号機前で、ゆっくりと徐行して時間調整する人、ぴたっと停止線に止まる人・・・この違いだけでも楽しめる。そしてあっという間に終点・三ノ輪橋である。降車して改めて車両を眺める。まるでおもちゃのようで、終始穏やかな気分になれる何とも素敵な乗り物である。
次は早稲田から乗り込んで、全線制覇したくなった。