現在鈴本演芸場で21日から開催されている「鈴本喬太郎(きょん)まつり 10周年総集編」の初日に出掛けた。
発売初日にネットで予約するものの、開始時刻にはなかなか回線が繋がらず、何度か試した結果、どうにか7列目を確保した。後日サイトを確認すると初日は完売になっており、売れっ子噺家であることを再認識する。当日終業後に2011年以来の鈴本演芸場へ向かう。夜の部は17時開演であるが終業時間の関係で途中からの鑑賞となり、紙切りの林家正楽から席に着く。師匠である柳家さん喬の後、2018年以来の喬太郎が初日限定で二席あるうちの一席目「井戸の茶碗」をたっぷり聴かせてくれる。二人の誠実さで周囲が振り回される内容は、令和の現在において実に気持ちが心地よい。
中入りを挟み、風藤松原の漫才、橘家文蔵、粋曲の柳家小菊の後、 特別企画公演「鈴本喬太郎(きょん)まつり 10周年総集編」として再び喬太郎がトリの高座に上がり「ハワイの雪」を聴かせてくれる。年老いた主人公と幼馴染との淡い思い出、いや~駄目ね、最近人情噺に弱くって・・・潤んだ視界のまま鈴本名物のハネ太鼓(上画像下左)に見送られながら、会場を後にした。
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