友人に誘われて中野サンプラザでの杏里のコンサートへ初めて出掛けた。
1978年に「オリビアを聴きながら」でデビューし、数々のヒット曲を連発し、来年デビュー40周年を迎える彼女。場内にはバブル期を彷彿される服装や化粧、髪形で着飾った同世代の観客で埋め尽くされていた。しか~しアルバムこそ数枚持っているものの、私が覚えている曲はシングルカットされたコットン気分(1981年)、思いきりアメリカン(1982年)、CAT'S EYE・悲しみが止まらない(1983)気ままにREFLECTION(1984年)サマーキャンドル(1988年)程度しかなく、そう言えばアルバム収録曲の「浜辺」は好きなんだよな~と思っていたら、今回有難い事にこのすべての曲を歌ってくれた。
初めて実際に耳にする彼女の声量や澄んだ声は実に素晴らしかった。私より5歳年上の1961年生まれの彼女。曲の間のMCでも少し息切れしていたシーンがあり、姉さん、頑張って~と心の中で声援を送ってしまう。終盤おまちかねのCAT'S EYEは少しアレンジと歌い方を変えていた。以前にも書いたが、代表曲に限ってオリジナルと異なることが少なくないのだが、せめてあの頃のままで歌って欲しかったな~と思いつつも、みすてりあすがぁーまでちゃんと一緒に歌った。
ちなみに今回1階席中列あたりの席であったが、サンプラザは舞台前方の観客がスタンディングしても、座ったままでステージが良く見えた。実に素晴らしい劇場であった。