その時の詳細な状況を鮮明に思い出させてくれる曲が何曲かある。
先日ランダムに設定していた携帯プレーヤーからGLAYの「ここではない どこかへ」が流れて来た。その瞬間、私は福岡県の中洲の川沿いに座っていた・・・1999年8月発売なのでまだ30代の頃のまだ2回目の福岡旅だったようだ。当時はそれほど旅慣れていなかったので、羽田行きの帰りの便を遅めの予約してしまい、ものすごく時間が余ってしまい、中洲の中心を流れる那珂川をボーと眺めながら時間つぶしをしていた時に流れた曲だった。旅の最終日で懐も寂しく、やることもなかったあの時間は自分にとって以前書いた曲とはまた違うとても嫌な時間だったことを今でも鮮明に覚えている。
あれから四半世紀近くが経ち、福岡へはひとり旅だけでも20回近く訪れ、今では行きたい場所や食べたい店もかなり増え、訪福の旅ではいつも時間が足りないほどである。そんな自分の成長を感じることはただただ嬉しいものである。