先週友人が西から飛行機で、落雷と豪雨と共にやって来た。
彼とは4月以来の再会で、東京では昨年11月以来である。初日の夜はいつものメンバーが集まり、いつものような夜(今回はダーツ無しでカラオケ)を過ごして、いつものように明け方近くに解散した(今回は締めラーメン付き)。そしてわずか数時間後に新小岩駅で再合流をして伊東温泉へと二人で出掛けた。
イトウに行くなら8屯車(はっとんしゃ)~
と先程までのお酒が残った頭で替え唄を口ずさみながら東京駅からスーパービュー踊り子に乗り込む。伊東までは新幹線で熱海駅経由の方が早いのだが、急ぐ旅ではないのでのんびりと出掛けることにした。どうせならと個室を予約して、ウエルカムドリンクを飲みながら、車窓をあまり眺めることも無く、昨夜からの馬鹿話が今日も続く。そして約1時間40分で踊り子は伊東駅へと到着。伊東へはいつ以来だろうか?幼い頃に確か来たような気がするが、駅前は見たことも無い景色とギラギラ太陽が迎えてくれる。商店街を歩き、事前に調べておいたお店で昼食タイム。
豪勢なランチとビールが美味い。食べ過ぎ・飲み過ぎの昼食後に東海館へと出掛けた。東海館とは・・・昭和初期の建築様式をそのまま残す木造3階建の温泉旅館『東海館』。平成9年に廃館後、伊東市に寄贈されたこの旅館は、その貴重な木造建築を後世に伝えるため、平成13年7月26日、市を代表する観光施設として新しく生まれ変わりました。(伊東観光協会ホームページより)
館内はドラマ「寺内貫太郎一家」を彷彿させる趣のある中庭付きの建物で、その当時の職人さんたちが腕をふるった建物であることが各所にうかがい知れる。当時の客室をそのまま公開しているので、その当時の旅人気分で外を眺める。
圧巻だったのはかつて120畳敷きだった大広間で、その広さにただただ驚く。耳を澄ませば当時のどんちゃん騒ぎが聞こえてきそうである。(ありゃ?よく見ると画像奥に友人が映ってる)
この建物のシンボルとも言える4階部分に位置する「望楼」からの伊東の街並を見降ろす。風が何とも気持ちいい。少し汗を乾かした後、ホテルへと海沿いを歩いて向かう。とにかくこの日も暑い。海に飛び込みたい衝動に駆られつつも、カラカラ状態でようやく到着。窓からは明日海開きのオレンジビーチが広がる。下校途中の地元の女子高生たちがに海に飛び込んでいる姿を微笑ましく眺める。
とにかくグッタリである。早く温泉に入って、メインイベントの夕食に備えよう。でもその前にちょっとだけビール飲もうか?ちょっとだけだからね。