映画「ホノカアボーイ(2009年公開)」を観た。
【解説】ハワイ島の小さな町ホノカアで青春時代の数カ月を過ごした吉田玲雄が自らの体験を綴った同名小説を、「ハルフウェイ」の岡田将生主演で映画化。失恋したショックで大学を休学したレオは、かつて恋人と訪れたことのあるホノカアの映画館で映画技師として働くことに。ちょっと風変わりだけど温かいホノカアの住人たちとの交流を通し、レオは少しずつ成長していく。共演には倍賞千恵子、松坂慶子、蒼井優ら豪華キャストが揃う。
のんびりとした時間と共にハワイらしい日差しと青い海がそれほど登場しない絶妙な感じが良く、鎮魂のアロハシーンがやたら美しかった。倍賞千恵子の終始敬語と一緒に食卓を囲まない絶妙な距離感はあるものの、誰かのために料理を作る喜びと張り合いは大切なことなんだと思う。また何とも粋な最期のお別れは憧れてしまう。どこか映画「かもめ食堂」のテイストが満載で、ロールキャベツの作り方やマラサダは実に美味しそうだったがもう少しレトロ映画館を取り上げて欲しかったな。
以前好きな映画の話になった時、本作品を挙げた人がいたがなるほど納得の作品だった。
【明日1/10(火)~1/11(水)は当社連休となります】