今回の行き先が札幌に決まり、一番に思い浮かんだのは今シーズンからオープンしたファイターズの新しいボールパーク「エスコンフィールドHOKKAIDO」であった。恐らくスタジアムツアーがあるだろうと調べ、少数定員約20名のプレミアムツアーは満員だったものの、50名のベーシックツアーは確保した。そして三大会ぶりに世界一奪還をしたWBCの栗山監督がファイターズ監督就任前に名前が縁で私財を投じて、映画「フィールド・オブ・ドリームス」と同じ天然芝の野球場「栗の樹ファーム」を造ったと知り、スケジュールに組み込んだものの、アクセスとスケジュールの関係で最終的に断念した。
当社連休前の先週の月曜日の終業後に羽田空港へと向かう。20時過ぎの空港は空いていたものの、前回の香川同様出発が遅れ、22時半ごろに新千歳空港到着。臨時列車で札幌駅に23時半、駅前のホテルにチェックインしてすすきので食べたかったラーメン屋さん(上画像・上左)へ向かう。札幌へは数十年ぶりで、その時はすべて車の移動だったのですすきのは札幌「駅前」にあるぐらいの感覚だったが、ホテルスタッフさんから徒歩20分掛かると知らされ、ラストオーダーに間に合うように少し早歩きで南下する。札幌市内は碁盤の目のような区画なのでまあ歩きやすく、10分前にラーメン店に到着。瓶ビールが上手い。その後すすきの界隈を散策しながら、以前ドキュメント72時間で登場した24時間営業のサンドウィッチ店で夜食を購入(上画像・上右)。ひとつひとつの街区がやたら広く長く大きく感じた。タクシーでホテルに戻るのも味気ないので徒歩でガンガン進む。そして激しく後悔する・・・
翌朝は最近のひとり旅でのブームである「レトロ喫茶店」を事前に調べ、モーニングをオーダー(上画像・中左)。店内で喫煙しながらのんびりと過ごす。そして札幌駅から北広島駅へ向かい、いよいよ今回の目玉であるエスコンフィールドスタジアムツアーに参加する。駅から看板標識がなく、なんとなく勘で向かうと約20分で到着。デカいぜ、エスコンフィールド。素敵だぜ、エスコンフィールド。
ツアーの受付を済ませ、2021年にイースタン戦観戦時に貰ったファイターズのユニフォームを着用して、キツネダンスのファイターズガールの先導でスタジアム内を巡る。バックネット裏から公認野球規則の基準を3メートル満たしていない本塁とバックネットまでの距離を確認。思っていた以上に違和感を感じない。今シーズンのオフに改修する特例でそのまま使用するとしたものの、結局シーズンオフの世論を待つことなく開幕前にあっさりと使用が認められた。すべてが美しくて感動してしまう。一時間弱でツアーは終了し、ランチに地ビール(上画像・中中)をグランドを眺めながら飲む。スタジアムは野球が開催されていなくても中に入ることが出来、食事や買い物を楽しめる。これって結構画期的で太っ腹だと感心したが、ツアー中にファイターズガールとの記念撮影はお断りとのこと。
シャトルバスに乗り遅れ、再び徒歩で北広島駅へと向かい札幌へと戻る。新婚旅行でも訪れた北海道大学のポプラ並木を見物に構内に入るものの、とてつもなく離れた場所にあった。2004年9月の台風18号によって約50本のポプラのうち19本が倒壊し、一部通行が出来なくなっていた。この時点で4万歩近く歩いてしまい、ホテルでひと休み。夜は友人との10年ぶりの再会ですすきのへ向かい、ジンギスカン(上画像・中右)に連れて行ってもらい、ストリートミュージシャンの美晴(上画像・下左)の「路上のうた」を聴き、ニッカバーで飲んで別れた。さすがにもう歩けないのでタクシーでホテルまで戻った。
そして最終日。行ってみたかった喫茶店でモーニング(上画像・下中)をして、レトロ映画館で映画鑑賞(後日掲載予定)の後、これまた行ってみたかったカレー店(上画像・下右)でランチ。チェックアウトが15時だったのでゆっくりと荷物をまとめて、空港へと向かった。帰りも出発が遅れ、羽田空港では横目に滑走路が迫った時点で強風による着陸やり直しで30分遅れて到着。今回飛行機だけはちょっとアンラッキーだった。
でも・・・実は・・・来月も北海道へ行くのである。
【明日4/11(火)~4/12(水)は当社連休となります】