晴天とまでは行かないものの、二日目の鹿児島も予報通り雨は降っていない。息子は桜島に見守られながら朝寝坊を楽しんでいる。
ホテルで朝食後、フェリーで桜島を目指す。24時間運航していて、日中は15分間隔で出航しているフェリーは鹿児島県民にとってお手軽な日常の交通手段である。
わずか15分の乗船後、前回の観光バスとは異なる逆回りで周遊し始めると・・・それまで右側に見え続けていた海が途中で「左側」に見えてしまったことに気が付く。いつの間に地図を確認すると桜島口から本来左折するところを霧島方面に向かってしまったらしい。(青い矢印方向)
逆回りだときっと誰もが間違える道路の形状なのでご注意あれ。
慌てて戻り、前回5年前の時は車内からの見学だった黒神埋没鳥居を見物。大正3年の大噴火で約2mも火山灰で埋没したとのこと。
海岸線沿いをひたすら走り、一般人が入れる最高地点373mの湯之平展望所で桜島を間近に見学。
その後、これまた前回は車中見学だった2004年8月21日に開催された長渕剛桜島オールナイトコンサートに集った約7万5千人の情熱のシンボルとして建立された「叫びの肖像」を見学。ちなみにモニュメントの顔の方角は桜島に向かっているので後方から撮影すると何の像だかよく分からなくなる。
桜島一周約36kmをほぼ周り、道の駅に寄った後、フェリーに乗り込んだ。この時点でかなり時間が迫っており、世界遺産に登録された仙巌園内の反射炉や西郷洞窟はパスして、天文館で息子が事前に調査してあったおススメラーメンを食べて、空港へと戻る。ちなみにこのラーメンが実に美味しく、お土産でも空港で購入してしまった。前回同様、時間がなかった鹿児島で西郷像すら見れず、またむじゃきのかき氷も店内工事中で未食になってしまったが、またこれで再訪する楽しみを残ったってことなんだろう。
かなりタイトなスケジュールとなった男旅であったが、息子といろいろな話も私自身が「やりたかったこと」も出来、これでまたひとつ「死ぬまでにやりたかったことリスト」が減った。さあ、あとは自分自身であれこれ経験を積むんだよ。頑張れ新社会人
【明日10/25(水)は当社定休日となります。また明日は予約投稿にて「鹿児島へ行ってきた~おまけ編」を掲載予定】