映画「キャバレー(1986年公開)」を観た。
【解説】栗本薫の同名小説を「上海バンスキング」の田中陽造が脚色し、製作者でもある角川春樹が「愛情物語」に続いて監督した、角川映画十周年記念作品。薬師丸ひろ子や原田知世をはじめ、豪華なゲスト出演が話題になった。 大学のジャズ・サークルに所属する俊一は、本物のジャズの音を求め、大学生活と決別して場末のキャバレー〈スターダスト〉でサックスを吹いている。店の片隅にある指定席で、いつも決まって「レフト・アローン」をリクエストする男がいた。それは菊川組の代貸を務める滝川だった。滝川の暗殺計画をたまたま耳にした俊一が本人に知らせたため、計画を未然に防ぐことができた。こうして俊一は、徐々に組織同志の抗争やキャバレー従業員の人間関係に巻き込まれていくのだった。
最近ではすっかり議員先生のイメージが強い三原じゅん子がしっかりと「セクシーナイト」している。倍賞美津子の影のあるママ役はもはや王道で、鹿賀丈史のサングラスには時代を感じさせる「JAZZ」「バーボン」「煙草」の映画である。こんなお洒落なキャバレーに行ってみたいものだ。また薬師丸ひろ子や原田知世の他にも真田広之もゲスト出演しており、さながら角川祭りのようだった。
ちなみにライザ・ミネリのキャバレーだと思って予約していた。