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2015-5-1 (金) 晴れ 20℃ 風強い
エゾヒメギフチョウはやたら毛深い蝶。
朝8:30,自宅を出発。近郊の森にエゾヒメギフチョウ( Luehdorfia puziloi yessoensis Rothschild 1918 )の撮影に出かけた。
朝方は風もなく穏やかな暖かい日になると思ったが、少しずつ風が強くなった。
その風が今日に限って何故か冷たい。この数日はひどく暑い日が続いていた。陽がかげると急速に気温が下がり、体感温度が下がってぶるぶるっと身震いがする。
気温がさがるとエゾヒメギフチョウはパッタリ飛ばなくなる。陽がさして少し気温があがると飛び出すが、風に乗って早く飛び、とてもではないが撮影は無理だ。
撮影はあきらめて、今日はエゾヒメギフチョウの新しい産地を探してみることにした。
昨夜、めぼしい地域の地図を作製してあったので、ひたすら歩いてエゾヒメギフをさがした。
その甲斐あっていくつかのポイントを発見したが、気がついたらもう10Kmは徒歩で歩いていた。
疲れ切って最初の森にもどったらもう午後3時30分。はや陽がかたむき気温も下がり、森のあちこちを飛び回っていたエゾヒメギフチョウはおもいおもいの場所に静止。視界から消えてゆく。
細い枯れ枝に静止したエゾヒメギフチョウ1♂を撮影した。
普段、展翅標本や三角紙標本からはうかがい知ることはむずかしいが、KD500-Z で連写してみると生身の生きているエゾヒメギフチョウがやたらと毛深い蝶であることがわかった。
気温の急速な低下が頻繁におこる季節に発生する、まさに北国の蝶であることがよくわかる。
体がひどく毛深いのは北方系の蝶の特徴であるといえようか。
ところで本州のヒメギフチョウや韓国のチョウセンヒメギフチョウは毛深いのかどうか、ちょっと気になりますね。
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