

エゾシロチョウの羽化。
午後3時ころ。何となく気配を感じて振り向くとエゾシロチョウ1♂が知らないうちに羽化していた。






部屋にいれておいたものなので野外よりは早めの羽化かも知れない。エゾシロチョウが羽化するとき、蝶は羽根を伸ばしきった後、ピンク~赤色の羽化液を肛門からボタボタ落とす。セロテープ台が下にあったので汚されていた。
エゾシロチョウはじめ Aporia 属の蝶は支脈異常がみつかりやすい。
この♂も左前翅頂にわずかな異常あり。ヒメウスバやウスバシロチョウでもこの手の支脈異常は発見しやすい。

羽化したては、どの蝶でもとても美しいものです。

こんな単純きわまりない色調斑紋ですが、いくつか亜種があって、私はゴビ砂漠亜種、サヤン山脈亜種などを採集したことがあります。

