北海道昆虫同好会ブログ

北海道昆虫同好会は北海道の昆虫を中心に近隣諸国および世界の昆虫を対象に活動しています。

最近、リンゴシジミは民家の蝶

2016-06-28 21:05:40 | リンゴシジミ
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リンゴシジミは民家の蝶



北見市川東の民家の庭に発生したリンゴシジミ♀。毎年、見られます。


昔、とある蝶好きで有名な耳鼻科の先生が長年住んでいた小樽市から道東の地方都市北見へ引っ越してきて開業しました。

目的は蝶のメッカ北見市に移住して北海道産蝶を思う存分採集してみたいということ。

長年、人のために働いてきたので晩年は大好きなチョウを思う存分やろうと考えたとのことでした。

ゼフィルスの採卵をしたいというのでとりあえず最も簡単なメスアカミドリシジミの採卵に案内したことがあります。

いくつもの大きなメスアカ卵のついている枝を指して、この枝に沢山ついていますよと教えてもまったくダメ。

視力がダメになっていたのです。

そんな具合で蝶はいても採集には苦労されていました。

彼が最も好きだったのは北見市公園町の山裾にある我が家の庭でリンゴシジミを採集すること。

我が家の庭には3mほどのエゾノウワミズザクラが植えてあり野外で採集してきた♀を放したら毎年発生するようになっていたのです。

毎年6月中旬には我が家を訪れ、私の母にことわってからネットを振っていたようです。

この頃私は北見を離れており、やがてこの先生は亡くなられました。

それを機会に庭でいばっていたエゾノウワミズザクラは切り倒され、ヤマボウシとハナミズキが植えられました。 

このころは農家ではたいていスモモの木を植えていましたのできっと北見界隈の離農した農家の庭にはリンゴシジミがチラチラしていたのではないかと思います。

まだ離農していない場合は、スモモをしっかり収穫するために消毒をするので、リンゴシジミはいつかなかったようです。

最近は、川沿いのエゾノウワミズザクラ群落はなぜか切り倒される傾向がありリンゴシジミは離農した農家のスモモに発生する傾向があるように思います。




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