横須賀市にある神奈川景勝50選に選ばれている岩山の鷹取山(139m)をハイキングしてきました。
東逗子駅から神武寺の表参道を経て鷹取山と磨崖仏など景勝地を巡り追浜駅までのコースを巡りました。
駅から近い神武寺・鷹取山の登り口があり、急階段や山道が続く表参道を上ります。
表参道の先に鎌倉時代に作られた「こんぴら山やぐら群」と言われる小さな約20穴の並び山やぐら群が見られ、重要史跡に指定されています。
神武寺の総門
神武寺の鐘楼には、精緻な龍の彫刻が施されており、三浦半島八景に選ばれています。
客殿宝珠殿の屋根には、大きな擬宝珠が輝いています。
巨木の根の下には、六地蔵が並んでおられる珍しい光景
かながわの美林50選に選ばれている境内の森には、珍しいなんじゃもんじゃの木(ホルトノキ)が高く聳えて枝を張った美景を誇っています。
建立されて250年の歴史が刻まれた楼門
室町時代の建築様式の薬師三尊を祀る薬師堂
薬師堂前の二体の石仏
薬師堂から急こう配の階段や岩場の山道が続きます
山道の途中には数本の大樹が根こそぎ倒れて崖下に落ちそうな細道や岩場が続きます。
岸壁が迫る鎖場もあります。
険しい登り降りの道を経て神武寺から約25分で岸壁が迫る鷹取山公園に着きます。
岸壁の上には展望台がある岩山(親不知)の鷹取山の山頂となっています。
公園広場から133段の急階段を上った展望台からは、富士山や丹沢、横浜、房総半島など抜群の360度の大パノラマが望めました。
山頂付近の岸壁はロッククライミングの名所となっており、この日はクライマーの姿は見られませんが、岩肌には無数のハーケンの跡の穴が残されています。
石切り場の跡でしょうか?岩のトンネルも作られています。
鷹取山公園から長い下り階段を降りると、突然森の中に巨大な磨崖仏と称する弥勒菩薩像が現れます。菩薩像はにこやかな笑顔を見せて頭の上には頂上仏面も見られ、貴重なお休みスポットとなっています。
磨崖仏の横から更に岸壁の切通しを抜けて急階段を下り追浜の街へと向かいます
鷹取山の岩場や森の大自然とは対照的な住宅街の桜並木が続き、桜咲くシーズンには、訪れてみたい街の景観が見られました。
約2時間40分のハイキングでしたが、奇岩や美林の森の景観を堪能していました。
この後、追浜から久里浜の花の国へ向かいました【続く】