2009年の市消防本部の出初式が、消防訓練センターで行われ多勢の市民が集まり盛大に実施された。
朝早くから、出初式が行われる旨 市の広報車が回って通知されていて、初めて見物に出かけてきた。
会場には、既に市内のすべての消防車・救急車が集結していて、消防署員・団員824人が整列されていた。
第1部の式典は、消防関係者の功労者表彰やお決りのゲスト挨拶などが、延々と続いたが、この日は事の外寒風が吹きさらし、約1時間の式典では、団員の皆さんのご苦労は大変だったろう。
今年は、自治体消防制度発足から60周年記念を迎えたそうで、日頃の市民の安心・安全を守る活動には、頭が下がる思いである。
昨年も各地で大災害が発生しているが、いつ我が身の近くで発生するかわからない。
『自らの地域は、自らが守る』のスタンスで、地域に消防団が結成されており、火災や大規模災害発生時の役割は大きい。
会場では、災害の防止や備えについて講習やPRが行われていたが、消防関係者には、最大の敬意を表したい。
第2部では、観閲式や消防音楽隊の演奏・行進などが行われ、拍手喝采を浴びていた。
この日結集した消防車63台も、一台づつその機能や特徴が紹介されたが、最新鋭の設備を備えており大変心強く感じた。
その後は、市の無形文化財の『木遣り隊行進や梯子のり演技』が披露され て、その高い技術の演技には会場を埋めつくした観客から歓声が沸き起こっていた。
その後は、ハシゴ消防車による高層建物の火災を想定した消火実演や救急活動が披露されれ、最後は多彩な一斉放水が行われ、大きな拍手が沸いていた。
また、会場では各種イベントが行われていて、ぜんざい・甘酒・豚汁が市民に配られていて好評を得ていた。
子供達には、消防ヘルメットの配布や消防服を着ての記念写真などが行われていて、和やかな雰囲気が出来ていた。
現役時代は、企業消防組織を編成して責任者の立場での経験をしてきたが、災害時への備えは行政任せではなく、各自が非常用食や知識を備える事が重要であり、まだまだ、市民の意識が高いとは言えないように思う。