注目の都道府県対抗男子駅伝(ひろしま男子駅伝)を大変興味をもって見ていたが、駅伝・マラソンシーズンの今は、毎週、テレビ観戦が楽しめる。
マラソンは個人競技でレース展開が面白いが、駅伝は区間記録やごぼう抜きなど、選手配置などを含めた各チームの作戦などを考えて見ていると大変面白く、特に都道府県対抗となれば、全ての見る人に我が故郷を応援するという熱い気持ちがあり、非常に興味がある。
この日は、外出予定もあって、テレビ録画を事前情報を見ながら、何回も繰り返し、マニアックな観戦を楽しんだ。
我がふるさと福井県や在住の神奈川県に注目すると共に、贔屓選手や話題選手の熱い走りに注目していたが、
やはり選手層の厚さから、長野県の走りはダントツの強さであった。
箱根やニューイヤーなどと異なり、各区間の走者が中学、高校、一般・大学と決められており、距離も短いので箱根のような途中棄権などのハプニングは無いが、学校や実業団の所属を離れての赤い襷への想いはまた格別であろう。
特に、所属を離れて出身ふるさとの期待を受けての襷の繫がりには、感動する。
沿道のファンも、県人会などが「ふるさと広場」に集まり、我がふるさと県に熱い声援を送っており、この大会独特の雰囲気ではないだろうか
区間では、2区の中学生区間を走った勝亦選手の走りに注目したが、これが中学生か?と思うようなストライドの伸びた走りにはビックリだった。
また、エース区間の3区では、佐藤悠基(東海大)、宇賀地(駒沢大)、柏原(東洋大)、徳地(中央大)などの箱根の選手や三津谷(旭化成)、大西(日清)、大森(四国電力)などのバトルが期待されたが、結果は、やはり経験豊富な実業団選手が一枚上手だった。
佐藤悠基の快走を期待していたが、期待はずれの区間16位では、未だ脚の回復は充分ではないのだろうか?
また、あの箱根の「山の神童」柏原選手にも、ビックリだった。並居る実業団選手を次々とゴボウ抜きで、平地でも箱根の展開の再現で、大拍手。
圧巻は、5区の長野の村澤選手の圧倒的な走りだろう。あっと言う間に、併走するライバルを蹴散らしての独走の区間新記録で、後続を1分以上引き離していた。
ここで長野県の2連覇は、決まってしまったが、7区までの入賞圏内を目指すエース格の選手のゴボウ抜きやバトルも興味があった。
佐藤(敦)や油谷選手(中国電力)の五輪選手の走りにも注目したが、今ベストコンデイションの走りを期待するのは無理かもしれない。
我がふるさと福井県は、1区の期待外れがあったが、最期まで各選手が頑張り、過去最高順位&記録は、すばらしい結果である。
特に、高校選手の区間一桁順位は、来年以降への期待が大きい。