快晴のハイキング日和となり、奥多摩むかしみちをハイキングしてきました。
この日は、奥多摩駅から奥多摩湖まで約10キロの旧青梅街道の古道をスロージョグしていました。
奥多摩駅近くの氷川大橋を過ぎてまもなく「むかし道」の石標が立つ入口がらイザ出発でした。
むかし道に入ると、羽黒三田神社の参道入口にある落葉が積もった杉の木が聳える長い羽黒坂を進みます。
坂道の途中には、廃線となった昔の列車道のトンネルや廃線跡が残されていました。
その先の石畳道を進むと、道端には多くの石仏や石地蔵が並びむかし道の雰囲気が感じられます。
羽黒坂を上り切った所には、「槐木(さいかちぎ)」の古木が立ち、四阿もあり過ってのお休み処となっていました。
槐木の先にも廃線路線や馬頭観音が残されています。
槐木から苔むす岩壁やアップダウンが続く長い道の先には、不動の上滝が流れ落ちて水の音が森の中に轟き、癒しのスポットとなっていました。
不動の上滝を過ぎてまもなく石階段を上ると、白髭の大岩の側面に「白髭神社」が鎮座し、古代から神宿る聖地となっていたそうですが、岩がオーバーハングした岸壁に怖さを覚える光景が見られました。
階段上には、狛犬や小祠も見られます。
神社の近くには、弁慶が穴を抜いたと伝わる「弁慶の腕ぬき岩」の自然石が見られ、穴に腕を通すと祈願成就されるパワースポットとなっているようです。
巨岩の中には、石を積み上げて祈願成就のパワースポットとなっていました。
樹齢200年のカエデの巨樹の「いろは楓」は、見頃は過ぎていましたが、名残の姿が見られました。
惣岳渓谷に架かる「しだくら吊り橋」は、通行禁止となっていましたが、むかしの橋の風情ある姿が残されています。
橋の側に鎮座する「縁結びの地蔵尊」
過って旅人の馬を休ませた「馬の水飲み場」
長い旧道の難所で牛馬の安全・無事息災を祈願した「牛頭観音様」
馬の水飲み場の先には、通行2人までに制限された「道所吊橋」もみられ、橋上からは渓流が流れ落ちる光景が見られましたが、大揺れとなっていました
紅葉の葉が積もる西久保の、切り返し過ぎて幅1m位の山道に入ります
山道では、右側は岸壁、左側は谷の落葉か積もった危険な細道が約1km続きます。
滑り落ちそうな「水根新道」を抜けてようやく奥多摩湖に到着でした。
奥多摩湖では、初冬の寒い光景が見られましたが、一休みしてバス待ちでダム周辺を散策していました【続く】