MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

歴史散歩~横浜馬車道

2023年02月08日 | まち歩き

先日、関内のギャラリーで知人の絵画展を観た後、久しぶりに横浜の歴史の街、馬車道から横浜税関など歴史スポットをぶら散歩してきました。

関門のあった吉田橋の港側が「関内」と名付けられた関内駅から馬車道に入ると、道路沿いには多くのガス灯が見られ、「馬車道」の道標となっています。

馬車道入口近くの国道沿いには、創建100年近いレトロな姿のゴシック風の「横浜指路協会」が聳え立ち、階段上のエントランスにはバラ窓、尖塔アーチなど、西洋建築の景観が見られ、浜の名スポットとなっています。

十番館前の通りは、「六道の辻通り」の石碑が立ち、桜木町・常盤町・尾上町などに六っの道が通じていた交通の要所となっていた名残の道標が残されています。

十番館の前には、馬車道を往来した牛や馬の水飲み場が残されていて、当時の遺構となっています。レストラン入口には、銃砲も保存されていますが、その由来は不明でした❓

レストランの「馬車道十番館」の赤レンガ壁の外観が明治の西洋館を再現した建築で、素晴らしい絵になるモチーフで、馬車道界隈の代表的な名建築となっています。

関内ホールの横には、ガス灯発祥の地として当時を復元したガス灯や壁面レリーフ、パブリックアート(平和)が設置され、お昼も点灯されています。

馬車道のほゞ中央には、ガス灯3個が輝くアーケードも見られます。

馬車道のシンボルである「神奈川県立歴史博物館 (旧横浜正金銀行本店)」は、創建120年を迎え、青緑色のドームや柱、窓などの外観は、他では見られない石造りの建築で国の重要文化財として圧巻の姿が見られます。

馬車道から海岸通りを経て、横浜三塔の一つの「横浜税関(クイーン塔)」に立ち寄ってきました。入口には、イメージキャラクターの「カスタム君」が迎えてくれました。

横浜税関では、「税関150周年」を迎えて、館内の資料展示室(クイーンの広場)

エントランスの床上には、横浜港開港時の様子が描かれた浮世絵パネルが見られます。

広場には、横浜税関の始まりや税関の役割が紹介されて、知的財産侵害物品、麻薬・密輸品などが展示されていました。

広場の一角には、クイーン塔の屋根に飾られていた棟飾りやカップ型装飾も保存されています。

クイーン塔は、百年前の関東大震災で焼失しましたが、現在もイスラム風のドームが輝き、外壁の上には、多くの棟飾りが飾られており、横浜三塔では一番高い姿を誇る景観となっています。

以前は、三塔の日(3月10日)には、三塔の内部見学が出来ましたが、コロナ過とジャック塔の改修工事中で今年も実現されないようです。

クイーン塔から近くの象の鼻パークは、開港時には象の鼻に似た堤防だったことから名付けられ、現在も大さん橋や赤レンガ倉庫を望む優雅な公園のお休み処となっており、象の鼻テラスの「象の鼻カフェ」内には、巨大な像のオブジェや壁画が設置されて家族連れなどで賑わっていました。

横浜開港160年を過ぎて、開港以来の歴史的な光景が今も多く残されており、港ヨコハマの歴史を学ぶ機会でした。

コメント
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