日本橋兜町界隈を散策の後、下町情緒溢れる人形町を巡ってきました。
日本橋川の兜橋から新大橋通りを経て浜町に入ると、以前は隅田川の支流だった浜町川を埋めて作られた緑道で、アーチ形のトンネルなど緑豊かな「浜町緑道」となっています。
浜町緑道の明治座手前の甘酒横丁の入口には、江戸歌舞伎発祥の地だった歌舞伎十八番の人気だった勧進帳の武蔵坊弁慶像が立ち、勇壮な姿がみられます。
甘酒横丁では、浜町公園まで甘酒屋があったことから名付けられており、多くの人形焼や鯛焼き店、居酒屋店が並び、大変な賑わいとなって江戸情緒が残されています。
人形町通りに入ると、シンボルのからくり時計台(櫓)「町火消しからくり櫓」が設置されて、今もからくり人形が時間限定で動いているようです。
通りの一部には、懐かしい裏小路も残されています。
大観音寺では、鉄造聖観世音菩薩、韋駄天、願い地蔵尊が祀られており、マラソンレースの完走を願って参拝していました。
水天宮通りにも、からくり時計台(櫓)「江戸落語からくり櫓」が設置されており、江戸の風情が感じられます。
水天宮通りから甘酒横丁に入ると、小説家谷崎潤一郎生誕の地と記されたプレートが張られており、谷崎氏の生誕地だったそうです。
谷崎潤一郎生誕の地の横に「鯨と海と人形町」のオブジェが置かれており、人形町は人形の街として操り人形に鯨のひげが使用され人形師が住まれていた場所でした。
久し振りに下町情緒溢れる人形町の和やかな雰囲気に感動していました。