江の島岩屋30周年を迎えて、記念イベントのプロジェクションマッピングが行われ、岩屋を洞窟探検してきました。
五月晴れの中、朱色の欄干の岩屋橋は湘南の海を背景に際立って輝く江の島の絶景が見られました。
第一岩屋では、江の島誕生の五頭龍と天女にまつわる江の島縁起の伝説が、約3分のプロジェクトマッピングで岩壁に映されて、江の島誕生の秘話が説明されていました。
ストーリーでは、鎌倉の海に棲んでいた五頭の龍が江の島付近の山を崩し洪水など災いをもたらし住民を苦しめていたところに、突然天女が現れてその天女の美しさに一目ぼれした龍が結婚してくれと依頼したが、悪行に拒否されたため、龍は悪行を止めて結婚して江の島に平和をもたらしたと伝わる伝説が表示されていました。
洞窟は「第一岩屋(奥行152m)」と「第二岩屋(奥行56m)」に分かれていて、背の高さほどの洞窟内は神秘的な空間となっていました。
岩屋洞窟は、長い年月を経て波の浸食で出来た岩屋で、古くから信仰の対象となっていたようで、江の島詣で人気スポットとなっていたようです。
入口でロウソクを受け取りその灯りで長い洞窟内を進むと、歴史的・民族学的遺産の仏像や弁財天像などの石造物が多く並んで神秘的な雰囲気となっています。
第一岩屋の奥には、富士山の風穴に繋がっていると伝説の穴倉があり祠が残されて、聖水が滴り落ちていました。
その横には、人が寝そべったような大岩があり、「日蓮上人の寝姿石」と命名されていますが、日蓮上人の修行スポットだったようです。
石仏が並ぶY字路の右奥には、江ノ島神社の発祥の地で、欽明天皇がこの場所に鎮座されていたそうで祠が残されています。
第一岩屋から第二岩屋への分岐路から望む江の島の海を臨む絶景のフォトスポットとなっています。
記念イベントでしょうか、洞窟内の散策路には、江の島の樹々で創られたアート作品が展示されていました。
第二岩屋へ向かう岩屋橋近くには、沖の龍宮城?に向かって泳いでいるような亀石や江の島の絶景が見られます。
第二岩屋の奥には、洞窟内に姿を現した龍神が待ち構えて周りに不思議な異音が流れ、龍神伝説を実感できるように演出されてパワースポットとなっていました。
岩屋出口では、自然が作り出した岩肌や断層が見られ海蝕の痕跡が見られ岩屋の長い歴史が刻まれた姿も見られます。
岩屋を出て稚児が淵に出ると、湘南の海と岩・波が描く「神奈川の景勝50選」に選ばれている湘南の絶景が見られました。
稚児が淵から250段の急な階段を上った龍宮大神(わだつのみや)では、岩屋の洞窟の真上にあり、伝説の五頭龍を祀られておりパワースポットとなっています。
龍神の隣の奥津宮の拝殿の天井には「八方睨みの亀」が描かれており、どこから見ても参拝者を睨んでいるように描かれています。
御神木のイチョウの樹と亀石(亀甲石)も歴史が刻まれた見応えある姿が見られます。
この後、江の島の名所のサムエルコッキング苑で開催中の「光アート~春の宵」を見てきました【続く】
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