あじさい時期を迎えて、鎌倉のあじさい寺の東慶寺と浄智寺をぶら散歩してきました。
東慶寺の山門前にはアジサイが見頃となって山門とマッチした夏の光景がみられます。
境内の参道には、色とりどりのアジサイが彩り豊かに咲き誇っていました。
金仏が座す白蓮舎の前庭では、名物のハナショウブは見頃を過ぎていましたが、名残の姿も見られ、アジサイと共に多くの参拝者のフォトスポットとなっていました。
墓地の丘の上には、大きなやぐらがあり、後醍醐天皇の皇女の用堂尼や歴代住職が眠られています。
墓所の奥には「向陵塚」があり、旧制第一高等学校(東京大学)の同窓生によって建てられ、寮生活を通じて切磋琢磨した想い出が刻まれています。
墓所内の竹林に包まれて、多くの道祖神も見られ聖なる雰囲気となっています。
東慶寺から近くの浄智寺へ向かいました。
浄智寺の総門前には、鎌倉十井の一つの「甘露ノ井」があり、不老不死の水と言われる清水が湧き出ています。
参道の先の山門は、鎌倉でも珍しい唐様の花頭窓の鐘楼門があり、梵楼が吊るされています。
山門の周辺や参道には、ホンアジサイやガクアジサイなど多くのあじさいが咲き誇っていました。
境内の散策路も竹林に包まれて浄智寺固有の雰囲気を感じられます。
竹林の先の裏山には、鎌倉特有の大きななやぐら群が見られ、貴重な五輪塔や墓石が置かれ、ユニークなタヌキ地蔵も迎えてくれました
岸壁の洞窟内には観音様も鎮座しています。
岸壁の洞をくぐり抜けると、鎌倉七福神の撫でお腹布袋様が見られ、布袋様のお腹は、撫でられて黒びかりして「腹黒布袋様」となっています。
初夏の鎌倉のアジサイ寺の雰囲気を堪能していました。
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