築地獅子まつり（陰祭）

築地の波除神社の獅子まつりが４年振りに開催され、久しぶりに築地界隈のお祭りを観てきました。

波除神社は、築地一帯の埋め立て工事の際、波浪により難航した際に、海中に漂う稲荷明神を祀って波を治めた波除の神社で、災難除け・厄除けの神社として江戸時代から信仰を集めたそうで、築地界隈の守り神となっているようです。

「つきじ獅子祭」も、江戸時代から毎年開催されていますが、今年は陰祭として獅子頭の巡行は無く、千貫宮神輿（みこし）と地域の神輿が、築地の街を巡行する渡御祭りが行われました。

神輿が既に、神社を宮出していましたが、境内の摂社には、雌の大獅子「お歯黒獅子」と雄の「天井大獅子」が祀られていました。

大獅子の拝殿の中には、獅子まつりの光景を描いたレリーフが飾られていました。

本殿の横には、守り神として天照大神や大国主命などを祀る末社や狐殿、十二支の石像が祀られています。

築地場外市場の波除通りや魚河岸通りでは、多くの露店が並び、久しぶりの大賑わいとなっていました。

築地市場から築地本願寺近くの通りに向かうと、築地波除神社の千貫宮神輿が、ワッショイ～ワッショイと大声を発しながら、江戸祭り独特の勇壮な姿で巡行し、沿道の観客と共に、盛り上がった雰囲気に包まれていました。

 

本社神輿を見送って、築地川公園の備前橋へ向かうと、地元の町内会の神輿が巡行して、こちらでも、ヨイサ～ヨイサ～と威勢のいい掛け声が街中に響きわたり、観客と共に祭りを祝う雰囲気の中で交流していました。

賑いと潤いのある築地の街の雰囲気を味わいながら、この後、築地の名所巡りをしていました【続く】