鎌倉の葛原岡・大仏ハイキングコースを散策の後、快晴に恵まれて稲村ケ崎から妙本寺をぶら散歩していました。
大仏坂から長谷観音通りを経て稲村ケ崎公園へ向かいます。
この日は、強風注意報も発令されていて由比ガ浜海岸には白波が立ち、鎌倉海岸らしい風景でしたが、海水浴客やサーファーの姿は殆ど見られず、寂しい光景でした。
稲村ケ崎公園へ向かう坂道からは、岬の東側には、岸壁がそそり立ち白い雲がなびく絶景が見られましたが、新田義貞が鎌倉攻めしたときに突入した切通を連想させる古戦場跡で、国の史跡となっています。
稲村ケ崎公園からは、富士山は雲に隠されていましたが、江の島と七里ガ浜の先に富士山を望める「関東富士見百選」と「かながわ美景50選」に選ばれている絶景に魅せられて離れがたい気分を感じていました。
公園の岬の西側には、奇岩が多く見られ寄せては返す白波が青い海と岬の岸壁とコントラストな自然の風景を描き出して、画になる最高のモチーフとなっています。
約30分後には、富士山の稜線も微かに見えてきましたが、全貌を見ることは出来ませんでした
稲村ケ崎公園から鎌倉駅近くの花の寺「妙本寺」へ向かいます。
妙本寺は、日蓮宗最古のお寺で比企能員一族が住んでいた屋敷跡に出来たお寺で広大な境内には、多くの比企一族のお墓が立つ菩提寺となっています。仁王門には、源氏ゆかりの笹竜胆の家紋が飾られていますが、比企能員は初代将軍源頼朝公の御家人で比企一族と源頼朝・頼家との縁が伺い知れます。
門の木鼻(象鼻)には、素晴らしい彫刻も見られます。
仁王門をくぐると、妙本寺の夏の花の「ノウゼンカズラ」は、見頃を過ぎており殆ど散ってしまって寂しい姿でした。
祖師堂は、瓦葺の入母屋造りで約200年近い伝統ある重厚な建造物で迫力ある姿がみられます。
開祖の日蓮上人像もコロナ禍の中で何かを訴えているようですね~
祖師堂の横の山裾には、比企一族の墓が立ち並んでいます。
妙本寺の墓所の一角には、鮮やかな黄色い花が風に揺られて咲き誇り、猛暑を忘れさせる色合いを見せています。
久し振りに改正に恵まれて古都鎌倉のハイキングコースや歴史スポットを巡るぶら散歩でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます