MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

川越祭り~その2

2023年10月16日 | イベント

川越まつり散歩の後半は、氷川神社から本丸御殿、喜多院、仙波東照宮を巡っていました。

川越城は、室町時代に太田道灌によって築城され、日本百名城に数えられるお城でしたが、現在は、本丸御殿の玄関部と家老詰所が保存され城下町の歴史の痕跡となっています。

本丸御殿の前には、川越城の天神様と言われる三芳野神社が鎮座し、お城の鎮守として城内にあったため、一般人の参詣が出来なかったことから、その様子を詠んだわらべ歌の「とおりゃんせ」の発祥の地として、親しまれていたそうで境内には記念の石碑も見られ、今も学問の神・合格祈願の神としてパワースポットとなっていました。

神社の拝殿や本殿は、江戸城二の丸の東照宮本殿を移築したそうで、権現造りで懸魚などにも格調ある優美な景観が見られます。

参道には、大木の銀杏の木や杉の木が聳え立ち聖なる雰囲気が作り出されています。

本丸御殿の南側には、川越城の遺構として田曲輪門史跡と富士見櫓跡が残されており、名前の通り富士山が望めた高台だったようで、現在は小広場が残されています。

「川越大師」と言われる「喜多院」は、川越大火で焼失後、江戸城から徳川家光公誕生の間や春日局の間などが移築されたそうで、徳川家ゆかりの名刹となっており、国の重要文化財となっています。

この日も七五三詣で多くの参拝者で賑わっていました。

本殿の前には、宝形造りの二重層を有する「多宝塔」があり、二体の釈迦如来が祀られ、この日は扉は閉じられていましたが、江戸時代の貴重な建造物として重要文化財となっています

喜多院の境内にある「五百羅漢」は、日本三大五百羅漢の一つで、内部には、約50年かけて建立された、中央の高座の大仏・釈迦如来・阿弥陀如来を含めて約500体の羅漢様が鎮座し、親近感を感じる表情の羅漢様が並び、和みの空間が創り出されています。

慈眼堂前の参道門だった「鐘楼門」では、龍の彫刻や内部には銅鐘が保存され、国の重要文化財に指定されています。

境内の「慈眼堂」には、天海僧正を祀られています。

境内の葵の庭園では、赤い太鼓橋の先には、弁財天厳島神社が祀られています。

喜多院の南側には、家康公が逝去して久能山から日光に遺骨を送られる際に、喜多院で大法要が行われた「仙波東照宮」では、三つ葉葵の家紋が飾られて「日本三大東照宮」となっています。

喜多院境内には、大きな堀が残されており、「どろぼう橋」が架けられていますが、案内板によると、江戸時代には、境内は新領地となっており、町奉行も境内に入れず、盗賊が逃げ込んだが、寺男に捕まって厄除け大師に祈願して無罪となったようです。

どろぼう橋をわたり、大手町から仲町通り付近では、3台の山車がすれ違って観光客と共に大声が発した「曳っかわせ(囃子の儀礼打ち)」の迫力ある祭りの光景が見られ、大変な盛り上がりとなっていました。

蔵造りの街通りに戻ると、多くの山車が引かれて祭りの雰囲気も最高潮となっていました。

小江戸川越の伝統のまつりの雰囲気と歴史を学びながらのぶら散歩を楽しんだ一日でした。


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