小学6年生と中学3年生を対象に2年ぶりに行われた2021年度の「全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)」の結果が文部科学省から公表されました。
新学期が始まり未だコロナ禍の収束が見えず、これからの学力向上にどんな影響が出るのか懸念されていましたが、新型コロナ感染防止拡大の中で学校休校や授業短縮などの影響は、平均正答率には無かったようです。
都道府県別の正答率の順位では、東京都は小学校(国語5位、算数1位)・中学(国語・数学共に3位)、神奈川県は、小学(国語34位、算数13位)・中学(国語12位、数学8位)と他県と比べて比較的上位となっていました。
我が故郷の福井県では、今回も小学(国語3位、算数3位)・中学(国語3位、数学2位)と上位を占め、隣の石川県は、小学・中学とも国語・算数・数学で1位を独占していました。
「上位県のランキング」
地域間の学力差は依然と比べて縮まっていますが、学力差は固定化しているようで北陸三県は何れも上位を占めており、日常の生活習慣の影響が大きいようです。
同時に行われた「学習状況調査」では、休校中に不安を感じたとか、学友との交流が出来ない、インターネットへの依存が多過ぎなども指摘されており、今こそ家族と学校、地域が一緒になって助け合う「共助・共育」の必要性が不可欠と考えられます。
現代社会では、学力向上に関する課題も多く、子供たちの生活習慣も変化しており、スマホやITゲーム遊びの時間が増えて、学習習慣の影響は避けられない状況となっています。
故郷福井では、三世代家族が多く日頃の家族や友達との交流率も高く、家族だけではなく地域の人々との接触も高いと言われており、学習意欲向上に影響していると思われます。
当方も学校ボランテイアや放課後児童教室の運営に微力ながら参加していますが、学校を拠点として地域ぐるみで子供達を育てる「共育」の重要さを重んじ地域の活性化に努めたいと願っています。
学力と共に求められているのは、学校いじめが深刻さを増している中で、将来を担う子供達が思いやりの心を育むために、道徳教育の質を高めていく必要性が高まっていると感じています。
コロナ禍の中で部活動や学校イベントが制限される中で、仲間と交流しながら独創性と自主性を高めて、「知育・徳育・体育」の三育を強化して困難に立ち向かう力を付けて欲しいと願う機会となっています。
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